2021.7.11
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自宅と会社を往復する日々から脱却し、開放感あふれる環境で仕事に臨めるのがワーケーションの魅力です。ただし、自分が好きな場所や旅行したいスポットに“ただ行けば良い”という考えでは、納得のいく“ワーク”と“バケーション”にならない可能性があります。
というのも、ワーケーションでは行き先だけでなく、宿選びも肝心だからです。ここでは、ワーケーションに欠かせない宿選びのポイントや、淡路島の洲本でおすすめの宿を紹介します。
2015年関西学院大学総合政策学部卒業。1992年大阪生まれ。東京の出版社や編集プロダクションで務めたのち、Web記事制作の会社を設立。自身で記事執筆を行う傍ら、フリーライターの方たちの育成に尽力している。
ワーケーション中の仕事は、リモートで行うことがほとんどでしょう。カフェやコワーキングスペースなどでも仕事ができますが、大事な会議や機密性の高い情報を扱う場合は、人がいない落ち着いた空間が必要です。ホテルや宿の自室であれば、電源やWi-Fiが備えられているケースが多く、静かな場所で仕事に臨めます。
ワーケーションを満喫する上で押さえておきたい“宿選びのポイント”について、詳しく見ていきましょう。
仕事と休暇を両立させられるワーケーションですが、ワークを円滑に進めるために、以下の4つを確認しましょう。
自室以外にも充電場所やWi-Fiがあれば、場所を変えて仕事ができます。ポケットWi-Fiは便利ですが、場所によっては通信速度が遅くなり、オンライン会議などで通信障害が起こる可能性もあります。そのため、宿のWi-Fiが利用できるか、通信速度が速いかをチェックしておきましょう。
“チェックイン・アウトの時間に融通を効かせられるか”も確認しておきたいポイントです。仕事の都合で早くチェックインしたい、あるいは少し長く宿を使いたい方は、自身のスケジュールに合った宿を選びましょう。
ワーケーションでの宿選びでは、アクセスの良さも重視しておきたいところです。
ひと口に「アクセス」といっても、人によって気になるポイントが異なるでしょう。以下にチェックポイントの例を挙げたので、宿選びの参考にしてみてください。
ワーケーションはいつもと違った場所で仕事ができるのが特徴ですが、滞在中の疲労を残さないためにも、仕事の息抜きや観光が気軽にできる宿を選ぶことが肝心です。
また地元の居酒屋などは、お酒好きの方にとっては気になるポイントでしょう。お酒以外にもオシャレなカフェや雑貨屋などがあれば、仕事以外の時間の楽しみが増えるでしょう。
外出をしなくても、仕事中でも窓から見える景色に癒やされるのもワーケーションならでは。自然の景観でリラックスしながら仕事に望みたい方は、宿からの眺めも重視してみてください。
宿泊場所によっては、Barや温泉を備えているところもあります。
サーフィンやウォーキング、街歩きなどのアクティビティを楽しんだあとは、温泉で汗を流し、仕事や余暇の疲れを取っても良いでしょう。
お酒が好きな方は、Barが併設されたホテルもおすすめです。ご当地ならではの地酒や好みのお酒を片手に、ゆっくりと流れる時間を楽しんでみてください。
一人でワーケーションに行く場合は、ぶらりと散歩したり居酒屋を巡ってみたりと、気軽に動きやすい素泊まりOKの宿でも良いでしょう。中には「ワーケーションプラン」を用意している宿もあり、通常よりも安く宿泊できるケースもあります。宿泊人数が多いほど一人当たりの料金を抑えられる「一棟貸し」であれば、友人や同僚を誘ってみるのもおすすめです。
ワーケーションは有給休暇との相性が良いため、仕事と休暇のバランスを取って家族旅行を行う方もいます。家族と一緒に行く場合は、仕事のしやすさだけでなく、家族がリラックスして過ごせる宿を探してみましょう。
このほかにも、宿を選ぶ際は一緒に行く人や自分のこだわり、ワーケーションの楽しみ方に合わせて宿を選ぶのも一つの手です。
宿選び以外にも、ワーケーションで気をつけておきたいポイントがあります。以下の記事ではメリット、デメリットに分けて紹介しているので、参考にしてください。
海や山といった自然だけでなく、地域の魅力あふれるスポットの一つが淡路島です。中でも洲本には、昭和の雰囲気が漂う「レトロこみち」や静かな空間が広がる「大浜海水浴場」などがあり、ワーケーションにぴったりの場所といえます。
そこでここからは、洲本でワーケーションを行う方におすすめの宿を8軒ご紹介します。宿ごとの特徴も掲載しているので、自身のスタイルに合った宿を探してみましょう。
また、2021年の5月に完成したワーケーションスペース「Workation Hub 紺屋町」も洲本にあります。法人・個人を問わず利用できるほか、地元の食材を扱うカフェも併設されているので、淡路島の洲本エリアで作業場所をお探しの方は、気軽にお越しください。
大浜海水浴場のそばに建つ「淡路島洲本温泉 海月館」。雄大な海の眺望が楽しめるパノラマ大浴場や、心地よい潮風の香りが感じられる展望露天風呂などがあり、温泉好きにはたまらない宿です。1階には、昼はコーヒーラウンジ、夜はオープンバーとなる“プラバー”もあるので、ちょっとした息抜きも館内で過ごせます。
また、ひとり旅やワーケーションとして泊まれるよう、素泊まりプランがあるほか、家族や友人と泊まれるプランも豊富。プランによっては、淡路島でとれる旬の食材を使った料理が味わえるため、ご自身の宿泊スタイルに合わせてプランを選んでも良いでしょう。
【淡路島洲本温泉 海月館の詳細】
住所:兵庫県洲本市海岸通1-3-11
アクセス:「洲本IC」から車で約15分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約12分)
HP:https://www.kaigetsu.jp/
1泊の料金:8,800円〜
海月館の本館に隣接する「ハーバーホテル海月」は、気軽に宿泊したい方向けの宿です。館内には基本的なアメニティをはじめ、Wi-Fiや喫茶などのワーケーションにぴったりな設備が整っています。温泉はありませんが、「淡路島洲本温泉 海月館」の温泉を利用できるのは嬉しいポイント。
さらに、周辺では釣りやクルージング、ダイビングといったアクティビティも楽しめるため、仕事終わりや休日に趣味の時間を過ごすのもおすすめです。
【ハーバーホテル海月の詳細】
住所:兵庫県洲本市海岸通1-3-2
アクセス:「洲本IC」から車で約15分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約10分)
HP:https://www.kaigetsu.jp/select/harbor_hotel_kaigetsu/
1泊の料金:6,000円〜
ビジネスホテルとして設立された「シティー海月」は全室で通信設備が整っており、ワーケーションの利用に適しています。また、客室はツインやトリプルもあるため、家族や友人と泊まっても良いでしょう。
こちらのホテルも大浜海水浴場のそばにあるので、手軽に観光を楽しめます。ただし、23時以降は自動ドアがロックされるので、部屋の鍵がないと入れません。時間を忘れるほど遊びすぎないよう、ご注意ください。
【シティー海月の詳細】
住所:兵庫県洲本市海岸通2-3-11
アクセス:「洲本IC」から車で約15分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約10分)
HP:https://www.city-kaigetsu.net/
1泊の料金:4,200円〜
海月館の別館である「島月館」は、アパートを簡易改装したコンドミニアムの宿。滞在型施設のため、タオルや浴衣といったホテルのアメニティはありませんが、キッチンや冷蔵庫、Wi-Fi、テレビなどが完備されています。
海月館本館の温泉も利用できるので、淡路島に住んでいる気分を味わいながら、日常から離れたひと時を楽しんでみてはいかがでしょう。
【島海月の詳細】
住所:兵庫県洲本市海岸通2-4-35
アクセス:「洲本IC」から車で約15分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約10分)
HP:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/139849/139849.html
1泊の料金:4,728円〜
大浜海岸のほぼ正面に建ち、洲本城や三熊山公園へのアクセスも容易なホテルが「夢海遊 淡路島」です。2020年7月には6階にある温泉大浴場がリニューアル。温泉に浸かりながら三熊山の自然を感じられる“森のSPA”や、潮風が心地よい“海音の森”など、淡路島の自然を生かした空間が癒しのひと時を与えてくれます。
また、山海の幸を丁寧に調理した食事も特筆すべきポイントです。四季彩ダイニングの「浜房」はオープンキッチンとなっており、調理中の光景も目にできます。このほか、個室料亭の「磯部亭」でも淡路島の滋味深い料理に舌鼓を打てます。
宿泊費はビジネスホテルよりも少し高めですが、ぜっかくのワーケーションを特別な時間にしたい方におすすめの宿です。
【夢海遊 淡路島の詳細】
住所:兵庫県洲本市山手1-1-50
アクセス:「洲本IC」から車で約15分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約20分)
HP:https://www.yumekaiyu.com/
1泊の料金:11,000円〜
「swiss 1960」は、淡路島でとれる新鮮な食材を使った料理が楽しめるゲストハウスです。ミシュランにも掲載されたレストラン“いたりあ亭”が運営しており、宿泊できるのは1日1組まで。そのために、出される食事は“生うにのスパゲッティー”や“黒鮑のムニエール”、“淡路牛のステーキ”など、素材の味を生かした料理が膳を彩ります。
隠れ家的な宿で極上の料理を楽しみたい方は、swiss 1960に滞在してみてください。
いたりあ亭はランチも営業しているので、洲本でのワーケーション中に立ち寄ってみるのもおすすめです。
【swiss 1960の詳細】
住所:兵庫県洲本市本町4-3-24
アクセス:「洲本IC」から車で約5分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約5分)
HP:https://hotel.travel.rakuten.co.jp/hinfo/162806/
1泊の料金:6,000円〜
昭和の面影を残す“レトロこみち”沿いに建つ「ほたるの宿」は、1棟貸しの宿です。民家を活用しているため、淡路島での生活感を楽しめるのも魅力的。レトロこみちにはカフェやレストランなどの飲食店も数多くあるので、ほたるの宿を拠点に地元のお店を回ってみても良いでしょう。
他の宿泊客がいないため、複数人での滞在がおすすめ。民泊形式なので、ホテルのようなアメニティはありませんが、忘れた時は近くのコンビニなどで用意できます。
サイクリストの宿としても利用できるため、自宅から宿まで自転車で向かってみるのも面白いかもしれませんね。
【ほたるの宿の詳細】
住所:洲本市栄町2丁目1-10
アクセス:アクセス:「洲本IC」から車で約10分(Workation Hub 紺屋町から徒歩約5分)
HP:https://www.instagram.com/p/CJgTfpCjCC1/
1泊の料金:3,000円〜
静かな場所でワーケーションを行いたい方におすすめなのが「エトワール生石」です。洲本市といっても、海月館系列のホテルよりもさらに南下し、海と山に囲まれた場所にあります。合宿や研修施設としても利用されているため、大人数での滞在も可能。
館内は無線LANが使えるほか、自室だけでなくロビーや小会議室、セミナールームなどで作業ができるので、気分に合わせて仕事場所を変えても良いでしょう。
また、滞在中の食事は海の見える食堂で味わえるほか、手ぶらで楽しめるBBQ場も隣接されているので、野外での食事を満喫できます。BBQの食材は持ち込みでも問題ありませんが、宿に用意してもらう場合は4名分から受け付けている点にご注意ください。
【エトワール生石の詳細】
住所:兵庫県洲本市由良町由良2605-1
アクセス:「洲本IC」から車で約30分(Workation Hub 紺屋町から車で約20分)
HP:http://www.etowa-ru.takataya.jp/index.html
1泊の料金:5,760円〜
ワーケーションで遠方に行く際は、仕事のできる環境が整っているかどうかを確認することが重要です。勤めている会社でワーケーションが認められていても、行き先で十分な仕事ができなければ、せっかくの時間ももったいないものになるかもしれません。
ここで紹介したポイントを参考に、ぜひあなたにあった宿を見つけてみてください。